今年のセンター試験に関しての問題の考察を書いていきます。
英語…予想通り問題出題パターンを1問だけ変えてきました。今回は第5問でした。第5問も純粋に長文を読む形となったので、難易度的には変わりませんが硬い文章を読むのが苦手な受験生は少し面食らったのではないかと思います。(ちなみに英文のスペースのとり方があまり統一されていませんでした。しっかり作ってほしいものです)
数TA…新過程二年目、昨年がやりやすい問題でしたので今年は難しくするだろうという予想のとおりでした。データの後半の摂氏と華氏の問題は難しい。整数も進法が出て、苦手な人は多かったのではないかと思う。選択問題は難易度的に確率<整数<図形のように感じました。
数UB…昨年が難しすぎたUB、今年は普通の難易度に戻ると思いきや、三角関数が解きにくく、数列も群数列が出ました。この群数列は誘導が難しく、このレベルの群数列は最近問題集などでも難易度が高くなり取り扱わなくなったものも多くあります。全体的はやはり難しかったと感じさせるものでした。
国語…昨年は例年にくらべ、読みやすいけど文章量が多くというセンターでした。今年はそこから評論の文章量を減らして、古典も読みやすい古今著聞集を選んできました。かなり易化しました。
物理…新過程2年目、珍しくグラフや図の問題が出題されませんでした。ただレベル的には昨年と変わらずといった感じです。
化学…やや難化 全体で問われている内容が難しく、新しいタイプの問題が多く出ました。特に無機、有機で見慣れないタイプの問題が出題され、苦戦する問題多くあるように見受けられます。
日本史…例年より少しやさしめ 解きやすい問題も多く、例年よりさらにときやすく感じました。
全体的に数学、化学が難しく、国語がやさしめという受験生の得意不得意によりはっきり分かれるセンター試験に感じました。あとは例年に比べ問題の質というかセンター試験のえげつない作問が減ったように感じました。